Montgomery Land／SPB

SPB（スーパー・プレイヤーズ・バンド）のCDアルバム『STRAIGHT GIG（ストレート・ギグ）』からの5曲目。

アルバムは都内のスタジオにオーディエンス（聴衆）を招いて開催された一夜限りのギグを収録したスタジオ・ライブ盤である。メンバーは、萩谷清（g）、倉田信雄（p）、岡沢章（b）、渡嘉敷祐一（ds）、木村“Kimchi”誠（per、vo）、ボブ・ザング（sax）というスーパー・バンド。メンバーの演奏する高度なテクニックはもちろん、スリリングなアドリブ演奏を聞かせるライブならではの白熱したパフォーマンスを体感できる。

曲は、2001年2月に発売した萩谷清のソロ・アルバム『モンゴメリーランド（Montgomery Land）』のタイトル曲。ジャズ・ギターの巨匠ウェス・モンゴメリーに捧げたブルージーな曲である。

岡沢章による重低音のベース・ギターで始まり、萩谷清によるギターのオクターブ奏法でテーマが展開される。続いて、オクターブ奏法を駆使したギター・ソロ、ボブ・ザングによる華麗なサックス・ソロが演奏される。

倉田信雄によるピアノ・ソロも聞かせどころだ。最初は低音域のフレーズやコード・ワークに始まり、次第にファンキーなフレーズで盛り上げていく。再びテーマに戻り、最後は萩谷清のオクターブ奏法による熱いギター・ソロで締めくくられている。

演奏後、萩谷清がバンドのメンバーを一人ひとり紹介している。