Invitation／FAZJAZ.jp

FAZJAZ.jpによるCDアルバムの1作目『Distortional Theory（ディストーシャル・セオリー、ねじれ理論）』からの5曲目。

矢堀孝一（g）をリーダーに、松本圭司（Key）、水野正敏（b）、村石雅行（ds）という豪華メンバーが「メタル風アレンジでスタンダードジャズを後世に残す」をコンセプトとする新感覚JAZZグループ。スタンダード・ナンバーをハードなアレンジ、かつアグレッシブな演奏で収録した作品。

曲「Invitation（インビテーション）」は、ポール・フランシス・ウェブスター作詞、ブロニスロウ・ケイバー作曲による作品で、1950年の映画『A Life of Her Own』に挿入され、さらに1952年の映画『Invitation』ではインスツルメント曲が使われた。FAZJAZ.jpは、32ビートに聞こえる村石雅行のドラムに驚かされ、矢堀孝一のギター、さらには松本圭司のエレクトリック・ピアノが高みへと上がっていくのに圧倒される。後半で聴かれる水野正敏のベース・ソロもものすごい。